「情熱の日」記念の集いへの池田先生のメッセージ

地球民族の明日照らす「勇気の太陽」と輝け!

東京・小平市の創価学園を訪問したクーデンホーフ=カレルギー伯爵㊧と池田先生が会見。この日、伯爵は「私の人生」をテーマに講演し、学園生に万感の期待を寄せた(1970年10月)

 東西の学園きょうだいが「ワンチーム」となって、美しい「青春の虹」をかけゆく「情熱の日」、誠におめでとう! 
 
 「学園魂」を燃やし、感染症対策やオンラインなど、創意工夫をしながら、新たな学びと鍛えに挑戦しゆく皆さん一人一人を、私は最大に讃えます。
 
 今日は一点、「地球民族の明日を照らす勇気の太陽と輝け!」と申し上げたい。
 
 今、わが学園生に世界中の知性が注目し、大いなる期待を寄せております。その最初の忘れ得ぬ一人が、50年前の10月、学園に来校し講演をしてくださった「ヨーロッパ統合の父」クーデンホーフ=カレルギー伯爵です。尊き父母の志を継ぎ、あのヒトラーの迫害にも屈せず、ヨーロッパ、そして世界の平和と連帯のために奔走し抜いた大情熱の勇者です。
 
 伯爵は私との対談で、人類の未来は現在の青年たちが学び磨く「明敏な(賢く鋭い)頭脳」によって決定づけられると強調されていました。この伯爵が“学園生は本当に凜々しい。21世紀の指導者として世界平和を達成してくれることが楽しみでならない”と語られていたのです。当時、伯爵とお会いした先輩たちを先頭に、その通りの陣列となりました。
 
 そして今、コロナ禍という試練にも負けない「従藍而青」の皆さんこそが、いやまして強く明るい「勇気の太陽」と輝き、世界の仲間とスクラムを組んで、地球民族の明日を照らしてくれることを、私は深く確信してやまないのです。
 
 学園生は全員が「若獅子」です。若獅子の証しとは、目の前の課題にベストを尽くす勢い、友を励ます朗らかさ、たとえ悔しい谷底からでも這い上がってくる負けじ魂です。
 
 さあ、「次代を担う」君たちよ、私と一緒に「いざ前進!」(大拍手)。