環境問題や平和の心学ぶ授業を実施

世界市民の育成を目指し、地球規模の課題解決に向けた視点を養う教育を実施する関西創価学園。関西創価高校(大阪・交野市)の1年生は10月23日、同校で「環境問題」について学んだ。
一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ代表理事の馬見塚健一氏が講演。社会奉仕活動としてのゴミ拾いにスポーツの要素を融合させた「スポGOMI」の普及・運営に取り組む氏は、視点を変えることで小さな行動も世界を変える一歩につながると訴えた。
また、1年生の生徒たちは同日、吹田市内でドローンやVR(仮想現実)などの最新技術に触れ、科学が人間社会にもたらす変革について探究した。

関西創価中学校(同)の2年生は10月31日、平和学習として広島市の広島平和記念公園を訪問。原爆死没者慰霊碑の前で犠牲となった方々をしのびつつ、世界平和を誓った。
また園内の広島平和記念資料館で、原爆の恐ろしさを物語る展示の数々を見学した。
今回の学習で、広島の歴史について学んだ生徒たちは「平和な世界をつくっていくために、もっと戦争の歴史を心に刻んでいかなければならないと感じました」等と語った。

英語による課題探究プログラムである「ラーニング・クラスター(LC)」で学ぶ関西高の生徒らは10月17日、「人権問題」をテーマにしたオンライン授業を受講した。
アメリカ創価大学のケビン・モンクリーフ副学長らが、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア氏やローザ・パークス氏らの闘争を通し、アメリカの公民権運動の歴史を紹介。
生徒は「人権を守るために戦った人たちの思いを未来につなぐためにも、勉学にさらに励んでいきたい」等と決意を語った。

