〈ひと・まち・絆〉地域の発展に尽くす友を紹介

【兵庫・神戸市北区】ベーカリー「パンプキン二郎店」

作り手の心をパンに

「社内では“後継の職人”の育成も順調です」と笑顔で語る湯井さん

定番の総菜パンの他、月ごとに替わる限定商品も人気

 神戸市北区で評判のベーカリー「パンプキン二郎店」。オーナーは湯井正人さん=神戸北旭日区・大道支部、副支部長。“裏六甲”にあたる地域だが、県内各地からファンが訪れる。
 看板商品は、食パンの「公爵」。口に含むと甘みが広がり、耳まで軟らかい。100種類に及ぶ総菜パンの中でも、三田牛がたっぷり入った「すきやきパン」は、テレビの人気番組で紹介され、反響を呼んだ。パン職人となって半世紀余り。「パンプキン」は27年前、三田市からスタートし、現在は県内4店舗、従業員は75人に。
 材料や水の選定から生地の仕上がり、焼き具合まで一切妥協はない。「作り手の“心”は細部に表れますから」と笑顔が輝く。