池田先生が和歌とメッセージ贈る
創価学園の入学式が8日、東京・関西のキャンパスで、それぞれ晴れやかに行われた。創立者の池田大作先生は和歌とメッセージを贈り、新入生を祝福。「21世紀を変える英知のダイヤと輝け!」と呼び掛けた。また同日、東西の創価小学校の入学式も開かれ、創立者がメッセージを寄せた。

清流が潤す武蔵野の大地。雄大な交野の山々――豊かな自然に抱かれた東京と関西の創価学園のキャンパスに“鳳雛たち”の初々しい声が響く季節が、今年もやってきた。
校門をくぐる生徒たちの緊張した表情。しかし、その瞳は未来への希望に輝いていた。

池田先生は式典へのメッセージで、新入生に語り掛けた。
「わが学園生は一人ももれなく、ダイヤモンドのように、最も強く最も美しく光る生命を持っています。その自分自身の限りない『力』と『使命』を揺るぎなく信じていただきたい」
この創立者の期待を胸に、これからの3年、6年、12年、友は何に挑み、どんな成長をしていくのか。
ある関西高の新入生は“自身の未来図”について語った。「将来は、人々の生活を守る法律関係の仕事に就きたい。そのために学び抜き、ドイツの文豪ゲーテの作品をはじめ、創立者が折々に紹介された名著もたくさん読破します」
また、東京高のある新入生は弾む笑顔で、「英語が大好きなので、学園でさらに語学力を鍛えます。そして、アメリカ創価大学に進学し、貧困などで苦しむ人々の助けになる力をつけたい」と。
東京校の校歌の歌詞には、「英知をみがくは 何のため 次代の世界を 担わんと」とある。また、関西校の校歌には、「世界を結べや 朗らかに」とつづられている。
平和の未来を開くため、「創造性豊かな世界市民」を育成する創価学園。いまだ続くコロナ禍の中、世界に価値創造の希望の光を送りゆく“若き世界市民”の新たな英知の行進が始まった。

各校の式典は、新出発の喜びにあふれて。
創価高校(東京・小平市)では、新任の久保泰郎校長があいさつ。3年生の西彩香さんが「歓迎の言葉」を述べ、小玉伸明さんが新入生の代表として「誓いの言葉」を披露。中川東京学園長は、希望に満ちた夢の実現に向け、果敢に挑もうと訴えた。

関西創価高校(大阪・交野市)の式典では、杉本校長の後、新入生の伊藤良美さんが「誓いの言葉」を発表。谷川学園理事長が、かけがえのない仲間と生涯にわたる金の友情を育み、語学、勉強、読書、クラブ活動など、全てに思い切り挑戦をと語った。

創価中学校(東京・小平市)では、江間校長があいさつ。3年生の丹羽勇翔さん、川島めぐみさんが「歓迎の言葉」を贈り、新入生の野間秀一さんが「誓いの言葉」を述べた。
関西創価中学校(大阪・交野市)では、新任の古賀正広校長に続き、盛田一眞さんが新入生の決意を発表。武田関西学園長が、人生の土台をつくる学園生活にと望んだ。
また、東京創価小学校(小平市、国分寺市)では、新任の塩田誠一郎校長の後、新入生の新井伸一君が「誓いの言葉」を披露。6年生の今井光子さんと山藤秀明君が新1年生への歓迎の言葉を語った。
関西創価小学校(大阪・枚方市)では、新任の中西均校長が式辞を述べ、秋成佳恵さんが元気いっぱいに「新入生誓いの言葉」を。2年生の前田大道君が「迎える言葉」を贈った。

