
東京新大学野球連盟の秋季リーグ戦が25日、全日程を終えた。創価大学はリーグ2位となり、秋の大学日本一を決める明治神宮大会への出場権が懸かる「関東地区大学野球選手権大会」の切符を手にした。11月2日の第1試合で神奈川大学と対戦する(横浜スタジアムで午前9時開始予定。雨天順延)。
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今季リーグは、かつてない重圧との戦いだった。創大は春季リーグを、新型コロナウイルスの集団感染により辞退。目標とする“誓願の日本一”への挑戦権は、この秋季リーグを2位以上で突破しなければつかめない。一つも負けられない試合が続いた。
東京国際大学との初戦を勝利すると、粘り強く勝ち星を重ね、終盤まで激しい優勝争いを演じた。
今月17日、リーグ最終戦となる杏林大学との試合では、主将・津澤(4年)の決勝2点適時打や田中(3年)の本塁打、先発の左腕・内田(同)の2失点完投の力投で勝利を収める。リーグ2位以上が確定し、17年連続となる関東大会への出場を決めた。
勝率で並ぶ流通経済大学との優勝決定戦(25日)では、0対4と惜敗したものの、エースの鈴木勇斗(4年)が6回無失点8奪三振の好投を見せた。
堀内尊法監督は「優勝できなかったことは悔しい。でも、選手たちはよく頑張りました」と。「関東大会も一戦必勝で挑み、全国大会を目指します」と決意を語った。
なお、秋季リーグの首位打者、打点王に門脇(3年)、ベストナインに門脇(遊撃手)と梅田(3年、指名打者)が選ばれた。

