〈箱根駅伝〉走り抜いた創価大学の選手の声

 新春の第98回箱根駅伝で総合7位に入り、3年連続のシード権を獲得した創価大学。ここでは選手の声を紹介する。

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列島に勇気と感動のインパクトを届けた創価大学駅伝部。瀬上総監督は「創立者をはじめ、応援してくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。明年の箱根路を目指し、負けじ魂を燃やして前進していきます」と ⒸDREAM ONE

1区 葛西潤選手(3年、出身=愛知)

 監督車から「けがの苦しさを思い出して踏ん張れ」と声を掛けられ、今シーズンを振り返りながら、必死でタスキをつなぎました。思い描いていた走りはできませんでしたが、精いっぱいの力を出し切り、チームメートは「ナイスラン」と言ってくれました。
  
 次の箱根へ、もう一回、体づくりからスタートしていきます!
  
  

2区 フィリップ・ムルワ選手(3年、ケニア)

 1区がハイペースなレース展開となり、驚きとともに緊張もありましたが、体の調子が良かったので、大学の勝利のために全力を出しました。他校の選手と競り合った5キロ付近からギアを上げていきましたが、ラスト2キロは苦しかったです。
  
 難関の2区で結果を残すことができ、ハッピーな一日になりました。
  
  

3区 桑田大輔選手(2年、鳥取)

 2年生で唯一、今回の箱根路を走らせてもらいました。序盤で単独走になってしまい、苦しい時間が続きましたが、“気持ちが切れたら何も残らない”と心を引き締め、後ろの嶋津さん、三上さんにつなごうと踏ん張りました。
  
 上級生に引っ張ってもらったので、今後は同級生、下級生と共にチームをリードする実力を付けていきます。
  

4区 嶋津雄大選手(4年、東京)

 皆さんに支えられ、区間賞を獲得することができました。他大学の選手を追い抜くたびに「もっと前へ」との思いを強くし、最後まで走り切りました。
  
 “見る人に感動とインパクト(衝撃)を与える走りを”と決めて臨んだ今年の箱根駅伝。今まで重ねてきた努力を信じ、“必ず勝てる”との確信をもって走ることができました。
  

5区 三上雄太選手(4年、広島)

 最初からハイペースになったことで、思うような展開に持ち込めず苦労しましたが、他の選手と競り合う中で自分の力を出し切ることができました。往路のゴールテープを切る瞬間まで粘り強く走り抜き、復路メンバーにタスキを託しました。
  
 仲間の存在があったからこそ、主将の務めも果たすことができたと感じています。
  

6区 濱野将基選手(3年、神奈川)

 前を行く他の選手の姿が見えず、孤独な道のりでしたが、復路のスターターとして、チームメートの思いを背負いながら走りました。
  
 山下りを終えた平地で「いいよ。動けている」との監督からの声掛けに奮起し、一気にペースを上げて勝負することができました。
  
 皆さんの応援をパワーに変え、これからも努力を重ねていきます。
  

7区 新家裕太郎選手(3年、大阪)

 攻めの走りをしようと、最初の5キロは飛ばして入りました。レース中、支えてくださる方々への感謝が込み上げ、“自分は一人じゃない”と安心できたことが大きかったです。
  
 今シーズンは悔しい思いばかりでしたが、最後に区間4位で走ることができ、監督から「今日はかっこ良かったぞ」と言われ、本当にうれしかったです。
  
 

8区 吉田凌選手(1年、福島)

 5位でタスキを受け取り、その勢いで駆け抜けました。初めての箱根は緊張しましたが、前回8区を走った永井さんから、レース前に細かくアドバイスをもらい、気が楽になりました。
  
 走行距離にこだわった練習のおかげで、大舞台でも自分のペースを崩さず、粘ることができたと思います。
  
  

9区 中武泰希選手(4年、神奈川)

 最初で最後の夢の舞台、悔しさもありますが“少しでもタスキを前へ”と必死で走り切りました。シューズに寄せ書きしてくれた皆の思いが支えになりました。
  
 最高の仲間、指導者陣に恵まれ、幸せな駅伝部の4年間でした。後輩たちには“箱根で戦う”という信念をもって、さらに成長してほしいです。
  

10区 松田爽汰選手(3年、滋賀)

 10キロ以降の勝負を意識して、前半は抑え気味にスタートしました。とにかく前だけを見て走り、順位を二つ上げてゴールテープを切れて良かったです。区間5位で走れたことを自信にして、さらに努力していきます。
  
 支えてくださる皆さんへの感謝を忘れず、チーム一丸で次に定める目標を達成できるよう、頑張ります!