関東地区選考会を3位で突破!
秩父宮賜杯第54回全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)の関東地区選考会が19日、神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われた。創価大学は堂々の3位に入り、悲願の本戦初出場を決めた。合計タイムは3時間58分9秒99だった。

創大の挑戦を幾度となく阻んできた関東地区選考会。その分厚い壁を破る時が、ついに訪れた。
全選手が走り抜いて迎えた結果発表。
「第3位、創価大学!」――会場のアナウンスとともに、順位と合計タイムが電光掲示板に映し出された。駅伝部の新たな歴史が刻まれた瞬間だった。
全日本大学駅伝は、出雲、箱根と並ぶ「大学三大駅伝」の一つ。同選考会には、1万メートル公認記録の上位8選手の合計タイムによって選ばれた20校が出場。各大学が2人ずつ4組に分かれて1万メートルを走り、8人の合計タイムの上位7校に全国への切符が与えられる。
持ちタイムでトップの創大は、その重圧をはねのけ、スローガンに掲げた「強さの証明」を随所で見せた。

午後5時30分、スタートの号砲と共に1組目が出走。横山魁哉選手(4年)が5位で走り、続く2組で石丸惇那選手(1年)が7位でフィニッシュした。

3組では桑田大輔選手(3年)が3位、野沢悠真選手(1年)が10位と力走。走り終えた時点で、創大は9位から本戦出場圏内の6位に順位を上げた。

最終4組に登場したのは、フィリップ・ムルワ選手(4年)と嶋津雄大選手(同)。エースらしい圧倒的な走力でレースを引っ張ったムルワ選手が1位、嶋津選手も安定した走りでゴールし、本戦進出を確定させた。


これで創大は今季、「大学三大駅伝」の全てに出場が決まった。
レース後、榎木和貴監督は「多くの方々の応援のおかげで出場権を獲得することができました。本戦に向け、さらに力を磨いていきたい」と語った。
全日本大学駅伝(名古屋市~三重・伊勢市)は、11月6日に開催される。

