全国高等部研修会が6日、東京・八王子市の創価大学と全国200会館を中継で結んで開催された。これには池田大作先生がメッセージを贈り、“自分にしか果たせない誓願”を果たすために、新たな挑戦を開始しようと呼び掛けた。

全国高等部研修会 池田先生のメッセージ
地涌の大生命力で 人間革命の青春を
平和のフォートレスたる創価大学と、日本全国を結ぶ歴史的な研修会、おめでとう!
担当者の方々も、誠にありがとうございます。
私が戸田先生の弟子となり、「広宣流布」という民衆の幸福と世界の平和への大道を歩み始めて、この8月で75年になります。
今日この時に、かくも凜々しく集い合った君たち一人一人が、どれほど偉大な使命を抱き無量の福運に満ちた地涌の菩薩であるか。私は最敬礼して未来の一切を託したいのです。
日蓮大聖人は、地涌の菩薩たちは「まいをもまいぬべし」そして「大地よりいで給いしには、おどりてこそいで給いしか」(新2145・全1300)と仰せです。
大宇宙の根本の法則である妙法を唱えゆく皆さんは、何ものにも負けない、何ものをも乗り越える地涌の大生命力を躍動させて、人類に希望を送る「人間革命」の青春を学び開いてください。
さあ、英知光る正義の走者たちよ、新しい挑戦を開始しよう! 自分にしか果たせない誓願を果たすために!
みんなに題目を送ります。(大拍手)

「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない……」
1993年8月6日、池田先生は小説『新・人間革命』を起稿。「広島原爆忌」であるこの日に、冒頭の一節をつづった。
後に先生は、その時の真情を、こう述懐した。“戦争の世紀の悲劇を二度と繰り返さないため、「原爆の日」に自らに下した、平和への闘争宣言だった”
そして、執筆開始から満25年となる2018年の同日に脱稿したのである。

意義深き日に行われた全国高等部研修会。テーマは「The 1st Day of My Eternal Journey with Sensei(『池田先生との永遠の師弟旅』始まりの日)」。各地の友は『新・人間革命』に記された師の心を学びながら、勉強や部活動、親孝行などに励んできた。
世界を照らす希望の太陽に!――一人一人が師との誓いを胸に、使命の大空へ雄飛するためのさらなる挑戦を“ここから始める”との思いで、各会場に喜々として集い合った。
研修会では、佐藤良偉さん(北海道)、小林清美さん(栃木)、竹林駿大さん(大阪)が『新・人間革命』を研さんした感想と決意を発表。吉田結さん(埼玉)が信心根本に人間関係の悩みを克服し、紛争で苦しむ人々のための支援活動に取り組む模様を報告した。
次いで池田先生のスピーチ(1993年8月の「第6回未来部総会」)を収録した、新しいVOD番組「新時代の『広宣流布のバトン』を君に」を視聴。
山下未来部長、山口女子未来部長が、広宣流布という大いなる理想を持ち、勉学第一で前進をと訴えた。
志賀青年部長が、求道の心で集った友を激励。困難な時代を力強く生き抜く一人一人にと期待を寄せた。






