池田先生が祝福のメッセージ 記念フェスティバルを盛大に

創価大学の第52回「創大祭」、創価女子短期大学の第38回「白鳥祭」が8日、東京・八王子市のキャンパスで開幕した。同日には、創立者・池田大作先生の400の名誉学術称号を祝賀する意義を込めた「記念フェスティバル」が創大池田記念講堂で盛大に行われた。
池田先生は祝福のメッセージを贈り、逆境の時こそ不屈の価値創造の底力を発揮して、強く賢く民衆の希望の活路を開くのが創価の若き世界市民であると強調。平和への志を共にする学友と励まし合いながら、いよいよ闊達に英知の連帯をと呼びかけた。
◆きょう、あす一般公開
※創大祭・白鳥祭の一般公開は、きょう9日(日)とあす10日(月・祝)にキャンパスを中心に開催されます。
凱歌の青春彩る友情の祭典

“私たちこそ、新たな時代の扉を開く主体者だ!”――この日を目指して、粘り強く挑戦の歩みを重ねてきた創大生・短大生。その熱情が天に通じたかのように、八王子の丹木の丘は、前日までの肌寒さとは打って変わり、心地よい暖かな陽気に包まれていた。
記念フェスティバルが幕を開けると、会場前方のスクリーンに、創大祭の淵源となった池田先生と学生の語らいの様子が映し出された。
「お願いがあります。創価大学に来てください!」
創大の開学から4カ月がたった1971年(昭和46年)8月、一人の学生が声を上げた。
「何かあるのかい」と尋ねる先生に、学生は報告した。
「大学祭をやります」
先生は応じた。
「学生の皆さんの招待ならば、私は、必ず行きます!」
学生を思う池田先生と、先生を求め抜く学生との“父子の絆”から誕生した創大祭。
85年(同60年)には創価女子短期大学の白鳥祭も始まり、以来、両祭典は、学生主体の精神を深め、目覚ましい発展を遂げゆく創大・短大の伝統行事となってきたのである。

草創期からの誉れの歴史を受け継ぐ創大生・短大生は、コロナ禍や不安定な世界情勢をはじめとする試練の時代にあって、“平和建設は足元の一歩から”との信念で、眼前の課題に一つ一つ立ち向かってきた。
その凱歌の青春を駆けゆく英才たちの「生命の輝き」がほとばしったのが、学生演目のステージだ。
ダンスや合唱、代表によるスピーチなど、参加者の心に“希望の灯”をともすパフォーマンスが次々に繰り広げられる。

演目の掉尾を飾ったのは「創大学生歌」。重厚なメロディーに合わせ、参加者が手拍子を打つ。
〽誰がために 平和の要塞 築きたる……
池田先生の平和闘争に連なり、地球を結びゆく一人に!
誓いを託した手拍子は、一段と力強さを増し、会場いっぱいに鳴り響いた。

記念フェスティバルでは、創大祭実行委員長の齊藤直輝さん、高須温子さん、白鳥祭実行委員長の松井陽奈子さんが自らの使命の光を輝かせ、新たな歴史を築きゆく決意を発表。鈴木創大学長が、分断から結合へと導く価値創造の世界市民にと訴えた。田代創大理事長が池田先生のメッセージを紹介した後、先生のスピーチ映像を視聴した。






