「大阪の戦い」70年 2026年秋に完成 関西池田記念大講堂

「大法興隆所願成就」の常住御本尊を御安置

常勝関西の師弟城「関西池田記念大講堂」の完成予想図。図に描かれている橋の先には、常勝不敗の原点の地である、中之島の大阪市中央公会堂が立つ

大阪城を望む景勝の地に

 常勝関西の師弟の錦州城「関西池田記念大講堂」の完成予想図がこのほど発表された。

 創価学会創立100周年への記念事業として進められる大講堂は、計画地の埋蔵文化財調査や解体工事等を経て、2024年に新築着工され、池田大作先生と関西の同志が築いた不滅の金字塔である「大阪の戦い」から70周年となる26年の秋に完成の予定である。

 大阪市内の建設地は近くを旧淀川が流れ、大阪城を間近に望む風光明媚な地域。交通も至便で、古くから桜の名所として知られる。

 建物の外観は、周辺の景観も踏まえた色合いとしつつ、師弟の錦州城にふさわしい質実剛健なデザイン。

 大きな屋根の大講堂は、約5000人が収容可能となる。ここには、第2代会長・戸田城聖先生が発願され、若き日の池田先生が「大阪の戦い」で深い祈りをささげた「大法興隆所願成就」の関西本部常住御本尊が御安置される。大講堂から長く伸びる建物には、関西方面本部機能を備え、関西広布の“戦う本陣”となる。

 敷地内には歴史的建造物や大阪市指定の文化財、美しい日本庭園が現存することから、その歴史的・文化的価値を踏まえて、保存・再整備が図られる。なお、今後も地域・社会とその価値を共有できるよう、活用のあり方等について検討を進めている。

 この11月は、2007年の池田先生の258回目となる関西指導から15周年――。

 この訪問の折、関西総会で先生は述べた。

 ――大阪の戦いの渦中、私は旧関西本部の初代管理者のご夫妻をねぎらいながら語った。「今は、こんな粗末な建物かもしれません。しかし、やがて何千、何万という人を守っていける大福運の関西城をつくります。必ず、世界中から、この関西に集まって来るようになります」――。

 今やその言葉の通り、関西は、世界の同志が憧れる「世界のカンサイ」となった。

 「関西池田記念大講堂」は、池田先生と共にひたぶるに広宣流布に走った全関西同志の栄光の象徴としてそびえ立つ勝利城、民衆城、師弟城であり、その建設の槌音とともに、大関西は凱歌へ前進また前進していく。