ノーシードから6勝 強豪・履正社に惜敗

◇大阪準決勝
履正社
010010100|3
000002000|2
関西創価
全国高校野球選手権大会の大阪大会準決勝が29日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、関西創価高校が履正社高校と対戦。2対3で惜敗したが、全国屈指の激戦区で堂々のベスト4に輝いた。
昨秋、今春と結果が残せず悔しい思いをした関西創価。ノーシードで臨んだ今大会は「3年間やってきたことを全て置いてこよう」(崎坂主将=3年)と誓い、勝負強い打線と、投手を中心とした堅い守りで6試合を勝ち上がってきた。
6年ぶりとなる準決勝の舞台で対するのは、全国制覇の実績もある強豪・履正社。今大会5試合で38得点を挙げた強力打線を相手に、関西創価は2年生左腕・柴田の緩急巧みな投球と、随所で好守が光り、2点差で後半を迎える。
投手の力投に応えたい打線は六回裏、1番・有本(3年)、3番・高(同)の安打で2死ながら好機をつくると、4番・出崎(同)が内野の頭を越える適時打、5番・崎坂の投手強襲の内野安打で同点とし、執念の追い上げをみせる。その後も七回、八回、九回と最後まで相手を脅かしたが、惜しくもあと一歩届かなかった。
小野哲平監督は「3年間懸命に努力してきた選手をたたえたい。支え続けてくださった創立者、保護者の皆さまに心から感謝申し上げます」と語った。

