創価高校・中学校(東京・小平市)と関西創価高校・中学校(大阪・交野市)の“オンライン入学式”が実施された。新型コロナウイルスの感染防止のため、各校では新入生と保護者らに、校長のあいさつや教員の紹介などが収められた録画映像をインターネットで限定配信した。

創価高校の入学式(14日配信)では塩田校長が創立者の心をわが心として、ロマンあふれる挑戦の高校生活をと語った。創価中学校(17日配信)では江間校長が先行きが見えない今、負けじ魂を燃やし、徹底して学ぼうと呼び掛けた。

また関西創価高校・中学校合同の入学式(18日配信)では、木下中学校校長が社会に貢献する“英知の宝剣”を磨き抜く青春をと期待を寄せ、杉本高校校長が創立者の期待に応え、未来を変えゆくための学びの一日一日を送ろうと述べた。
各式典では、中川東京学園長、武田関西学園長が創立者・池田先生の祝福の言葉を紹介した。
創立者が祝福の言葉贈る 「未来へ勝利の鐘を!」
大いなる使命の青春には、大いなる試練があります。
皆さんは、いまだかつてない世界の試練にたくましく挑みながら今日の入学式を迎えました。私は最大に讃えつつ、一人一人の偉大な使命と栄光の前途を見つめています。
社会情勢の厳しい中、宝のお子さまを送り出してくださっているご家族の方々、誠にありがとうございます!
わが創価学園は、「人類の幸福の鐘」「世界の平和の鐘」を響かせゆく英知の大城です。愛する皆さんに、私は、日々、三つの鐘を打ち鳴らしていただきたい。
第一に、旺盛な探究心で、発見と向上の喜びの鐘を!
第二に、朗らかな笑顔で、親孝行の安心の鐘を!
第三に、負けじ魂の粘りで、未来へ勝利の鐘を!です。
今、医師や看護師をはじめ、わが学園出身者が各界で懸命に貢献を続けています。この先輩たち、また学園を愛する世界の多くの友人たちと一緒に、皆さんに贈りたいエールがあります。

感染症と闘った日本の先駆の医学者・緒方洪庵が後継の弟子たちに繰り返し語った励ましです。すなわち――「道のため」「世のため」「人のため」、今は、力を尽くして勉強してくれ給え!<参照=『緒方洪庵のてがみ その二』『同 その五』共に菜根出版、緒方富雄著『緒方洪庵伝』岩波書店>と。
さあ今日から、最優秀の先生方と共に、最高の学友と共に、私と共に、21世紀を照らし晴らしゆく「太陽の青春」を勝ち光らせよう!
みんな、明るく元気で!

