
兵庫県尼崎市 森本秀子(こども自立支援員 65歳)
義母が9月18日に91歳の誕生日を迎えました。
義母は1962年(昭和37年)1月24日の入会で、動機は経済苦と、夫の暴力とお酒の悩みだったそうです。
入会後、“夫がまともな人になってくれるように”と、懸命にお題目を唱えていたそうです。
その夫が35歳で亡くなった後は、女手一つで3人の子を育てるため、義母は勤めていた美容室を辞め、自ら美容室を開業しました。
当時、店の前は広場で何もなく、農家ばかりで、近所の人は何が建つのかと興味津々だったようです。
“地域で信頼される美容室に”と、地道に仕事に励む傍ら、学会活動に懸命に取り組み、無冠の友としても15年間、坂道の多い広範な地域を、自転車とバイクを使って配り抜きました。
やがて長男は創価大学へ進学。それが私の夫です。ほかに長女、次男と、3人の子が全員、優しい人に育ったことが何よりもうれしいそうです。
米寿の時には子や孫、ひ孫がお祝いに駆け付け、総勢31人で記念のカメラに納まりました。
美容師として70年。今も義母は美容室に立ち続けています。
毎日、そばに置いてある池田先生の写真に語りかける義母。いくつもの坂を笑顔で乗り越えた、その姿に最敬礼です。
これからも健康で長生きしてください。

